iPad勉強会を東京でも開催しました

最終更新: 2019年9月25日


9月15日(日)、1型SMA児を対象としたiPad勉強会を開催しました。

当日は東京オリンピックの代表選考マラソン大会があり、コース真ん前の会場は交通規制や混雑が心配されましたが、定刻前に15組の家族・支援者が全員着席できました!


2年前に京都で開催したiPad勉強会と同じく、今回も講師として福島勇先生をお招きしました。福島先生はICTを活用した肢体不自由児の教育において、日本におけるトップランナーです。

1組1台のiPadとスイッチインターフェースを福島先生がご用意くださり、いざ実習スタート!


iPadの様々なアクセシビリティ機能を設定・活用してみたり、1型児に役立つコミュニケーションアプリを使ってみたり、スマートスピーカーの利用例を紹介したり、iOS13の新機能を紹介いただいたり、本当に盛りだくさんの内容でした。



以下、頂戴した参加者アンケートの一部をご紹介します。


・「知りたかった事を実際にiPadを使いながら1つ1つ丁寧に教えてくださったので、知識を得た実感がありました」


・「できたら子供達の実際の使用例、授業参加の仕方ももっと知りたかったですが、限られた時間でとても濃い内容でした。先生のYouTubeも教えてもらい、続きや復習もできると知って安心しました」


・「iPadをSMA児に活用する術をとても細かく教えていただき、今度の本人の生活、勉強にかなり活用できそうだと感じた」


・「初めて家族会に参加してみて、大変刺激的で良かった。直接話していないが、皆さんの明るく楽しそうな姿、幸せそうな姿に元気付けられました」


・「スイッチを貸してくださり、とても助かりました。いろんな種類があって、手作りなどとても興味深かったです」



講師の福島先生より、保護者・支援者の皆さんへメッセージをお預かりしたので、以下に転載いたします。


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近年、パソコン・タブレットPC・スマートフォンのアプリやAIスピーカー・スマートリモコンなどのICT機器の進展は目覚ましいものがあります。


また、ICT機器に入力する方法も、子どもたちの可能な動作に反応するスイッチやセンサー、ハンズフリー入力(視線入力や顔の動きで入力するFace Tracking入力)など新しい方法が次々と登場しています。


これらICT機器を含めたAssistive Technology Devices(=支援機器)をうまく活用することによって、肢体不自由児の学習や生活は受動的なものから能動的なものへと変わります。


しかし、支援機器を子どもたちに提供(=準備)すれば、うまくいくわけではありません。

なぜならば、子どもたちは支援機器を使った結果、自分にとって【お得】なことがなければ使おうとはしないからなのです。


では、子どもたちにとって【お得】なことって何でしょう


それは、楽しみや喜び、「やった」「できた」という成就感や達成感、「あなたってデキルね、スゴいね」と認められること、「やってくれてありがとう、助かったよ」と感謝されること、「またやってね」と依頼されること、などを実感できる活動ではないでしょうか。


これまで出会った子どもたちの中には、自分の得意な動作に反応するスイッチやセンサーを繋いだ乾電池式掃除機でテーブルの上をキレイにしたり、電動水鉄砲で花に水をやったり、AIスピーカーとスマートコンセントを利用してエアコンのON/OFFをしたり、マッサージャーで祖父母の肩たたきをしてあげたり、ジューサーでスムージーを作ってふるまったり、iPadのVOCAアプリを使って集会の司会をしたり、好きな人と会話したり、視線入力でラブレターを書いたり…

といった、彼らにとって【お得】なことに取り組んだ結果、「もっとやりたい」という意欲が向上して、どんどん取り組んでいった例があります。


さあ、皆さん!

支援機器を活用して、子どもたちが【お得】なことを味わえるような環境を作ってみませんか?


福島 勇

(福岡市立今津特別支援学校教諭)


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今回は中外製薬さんに素晴らしい会場をご提供いただき、誘導もお手伝いいただきました。心より感謝申し上げます。


SMA家族の会では、会員の皆さんに役立つ楽しいイベントを開催したいと考えています。是非リクエストをお寄せください。

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