9月25日、お二人の講師をお迎えしてHAL勉強会を開催しました。
お一人目の講師は、湘南ロボケアセンター所長粕川隆士氏。
HALがどのような仕組みで人の動きを助けるのか、どのような形で
訓練を行うのか、様々な動画とともに解説してくださり、まさに
「百聞は一見にしかず」。
個人的には、「単関節用HALってどんな物?」と思っていましたが、
単関節用HALを肘につけて訓練を行った方の、訓練後の可動域が目で見て
はっきりとわかる程広がっていたのは驚きでした。
「HAL」というとサイボーグ型スーツというイメージですが、全身に装着するタイプ以外にも
様々な支援ツールがあることがわかり、ご自分の体の状況に応じて取り入れ
生活の質を向上させられたら・・・と思わずにいられませんでした。
製品の詳細や、体験できる場所、自宅で使用できるかなどのご質問等、
個別に対応していただけるとのことですのでご希望があれば湘南ロボケアセンターに問い合わせてみてください。
お二人目の講師は国立病院機構新潟病院院長の中島孝先生。
すでにHALをリハビリとして取り入れ、研究を続けられている中島先生ならではの
具体的な事例をお伺いすることができました。
また、薬との併用において、リハビリがいかに大切であるか改めて気づかされました。
なかでも、「自分の意志で」「やりたいという気持ちで」動かすことで
神経から筋肉へとつながっていくというお話が印象的でした。
現在HAL下肢タイプは医療用認可を取得していますが、
2Sサイズの医療用認可についても、希望を持ちながら待ちたいところです。
また、意思伝達の支援ツールであるCyinについても、会として有効利用する
方法を考えていけるのでは、という新たな課題も見えてきました。
質疑応答の時間にもたくさんの質問が出て、大変有意義な勉強会となりましたことを
感謝とともにご報告申し上げます。
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